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  • あなたは個人主義?集団主義?

日本の「安心」はなぜ、消えたのか 社会心理学から見た現代日本の問題点日本の「安心」はなぜ、消えたのか 社会心理学から見た現代日本の問題点
(2008/02/26)
山岸 俊男

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 日本人は「集団主義」ってイメージありますよね。
 でも日本人って本当は「個人主義」らしいです。そして「安心」が消えた理由は、社会の変化と集団主義という勘違いに関係があるそうです。

 著者は、「集団主義」 = 「安心社会」 = 「武士道」 という構図を示しています。集団主義で和を乱さないことを心がける結果、社会が仕組みとして安心を提供している。そこでは組織の利益を優先する「武士道」が大切になります。
 一方、反対の仕組みとして、「個人主義」 = 「信頼社会」 = 「商人道」 という構図を示します。他人を信頼することが個人の利益につながる。そこでは「情けは人のためにならず」の商人道が大切になります。
 安心社会では、社会の安定を重要視するため「関係性検知能力」が求められ、信頼社会では誰を信頼すればよいかを見抜く「信頼性検知能力」が求められるそうです。

 どちらの社会が優れていると一概に言えるわけではないですが、世界のグローバル化の結果、日本は「安心社会」から「信頼社会」へと変わろうとしているようです。しかし日本人は依然として、「関係性検知能力」=「空気を読む」を行動の規範にしているからうまくいかない。
 何か問題が起こっても、「安心社会」の「武士道」的モラルの欠如を声高に叫ぶ現在の状況を、著者は危惧します。モラル教育の結果、一部の利他主義者が誕生しても、結局は利己主義者がいい思いをするだけであり、正直者が食い物にされない社会を作ることが大切だと指摘します。そのためには「利他的利己主義」=「情けは人のためにならず」の精神が必要になるそうです。

 他人のことを第一に考えるのは大切だとはわかっていてもなかなかできないですよね~。それよりも他人への親切がいずれは自分のためになると思って行動してもいいんだと勇気付けられました(笑)。
 世間では「偽善者」っていいますが、偽善者でいいんです!この考え方が「武士道」にとらわれすぎているようです。

 本の虫は、参加者も主催者もお互いに得をするWin-Winの関係で続けていきたい!
 と改めて強く思いました。

 今回の話に興味のある方はこちらも合わせて読むことをお勧めします。
 
社会的ジレンマのしくみ―「自分1人ぐらいの心理」の招くもの (セレクション社会心理学)社会的ジレンマのしくみ―「自分1人ぐらいの心理」の招くもの (セレクション社会心理学)
(1990/10)
山岸 俊男

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