『旧』 本の虫通信

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  • 「住み開き : 家から始めるコミュニティ」

少し前になりますが、
「住み開き 家から始めるコミュニティ」出版記念企画 in 岡山
ぼくらの家には土間も縁側もなかった -そしていま、住み開きへ
に参加しました!


20120207.jpg
  住み開き : 家から始めるコミュニティ 
アサダ ワタル 著 筑摩書房 2012.1

 『自宅の一部を博物館や劇場、ギャラリーに。廃工場や元店舗を改装してシェア生活。無縁社会などどこ吹く風! 家をちょっと開けば人と繋がる。 』

この本と出合ったきっかけは、「Library of the Year 2011」です。

「Library of the Year は、これからの図書館のあり方を示唆するような先進的な活動を行っている機関に対して毎年授与する賞」なのですが、「住み開き」という考え方が「公からの一方的な情報提供から市民同士による情報提供への変化の一形態としてこれからの図書館のあり方に参考になる」ということでノミネートされました。

ノミネートについてのアサダさんのコメントはこちら

当日のトークでは、

・昔は無意識に開いていたが、意識的に開くのが住み開き。
・住み開きは、地縁、血縁を超えてリンクする。そこでのコミュニケーションが、新しい何かを創ること、それを発表することにつながっていく。
・今の住み開きは目的ではなく手段。
・「住み開き」の次の段階として「住まずに開く」

なこと等々を話したのですが、「住まずに開く」、つまり、住む家とは別にコミュニティのための空間を用意するという考え方は図書館でも応用できるのではないかと感じました。

普通、「住み開き」はプライベート → セミパブリックとなるわけですが、逆の流れ、パブリック → セミパブリックにしてもいいなと。
僕が勤めている大学図書館界に限って言えば、最近は、ラーニングコモンズが普及してきています。
ラーニングコモンズは、簡単にってしまえば、図書館の中で喋りながら共同作業できる場所のことです。
住み開きと同様に、「コミュニケーションが、新しい何かを創ること、それを発表することにつなが」ることを狙っています。
「今までとは違う空間」ということで学生に歓迎されているとは思うのですが、現状はハードウェアの目新しさだけのように感じます。
「住み開き」は中心となる魅力的な人物=ソフトウェアが重要になるわけですが、ラーニングコモンズにはそれが欠けているのように感じます。

ならば、図書館の中で「住み開い」てもらえば良いのではないか。
思い切ってパブリックの中にセミパブリックな場所を設けてしまう。

例えば、

教員に図書館のある空間を「書斎」として有期(1-2年?)で利用してもらう。
その間、書斎の資料は自由にそろえて構わないし、24時間自由に使うことを認める。

代わりに
日中は書斎(またはその一部)をラーニングコモンズとして開く。
書斎の資料は学生も自由に利用可能(但し、コモンズ内だけで)。
そして必要に応じて、学生に指導する(ライティング等)。

研究をバリバリしたい先生には魅力が薄いだろうから、教養教育をメインに担当している先生にやってもらったら面白いのではないかと思います。いっそのこと図書館で講義もやってもらう。

上手く運用すれば、教員にも学生にも図書館にもメリットがあるのではないかと思いますがどうでしょうか。










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