『旧』 本の虫通信

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  • 閑谷学校へ

個人からはじまる社会変革、おまかせ民主主義から脱却しよう!:岡山県知事選もあることだし、主体的に考えてみよう

に参加しました。

目玉の一つは、伊勢谷友介さんが閑谷学校に来る!ということで、もちろんそのことにも興味津々だったわけですが、伊勢谷さん率いるリバースプロジェクトの「クラウドガバメント」「Goverment2.0」、「個人の変化」といったキーワードもすごい興味があったので参加しました。
なぜ興味があったかというと、最近、「Reseach Data Management」について調べていて、研究の過程で発生するデータを如何に管理・共有して次の研究に役立てるか、という根本の考え方がクラウドガバメントと近いものがあると思ったからです。

 イベントでは政府・地方自治体が持っている情報をオープンにして、社会の問題点を大衆の力でビジュアル化しようといったクラウドガバメントの理念の話に加えて、岡山でその問題点の答えを求めて実際に活動している方々の実践の話も聞けて非常に濃い内容でした。

ただ一番聞きたかった、個人が主体的に関わる(直接行動する)にはどうしたら良いか、という部分が自分の中では消化できませんでした。(この意味ではOkayama Share Project の可視化と寄付金の話がとても興味深かったです)

ところで今、ミヒャエル・エンデの対談本を読んでいるのですが、その本の内容と今日の話の内容、未消化の部分がたまたま合致していました。


芸術と政治をめぐる対話芸術と政治をめぐる対話
(1992/11/12)
ミヒャエル・エンデ、ヨーゼフ・ボイス 他

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ヨーゼフ・ボイスとエンデの対談なのですが、その中で

ボイスは、人間はみんな社会芸術家たるべきで社会をよくするためにクリエイティブ性を発揮しなくてはならないと主張し、一方でエンデは理想としては素晴らしいが現実的ではないと批判します。エンデは社会芸術家(=すべての人ではなく職業として芸術家)に対して時代に合った理想像を示すことにクリエイティブ性を発揮することを期待する、そうすることでその他の一般の人々が正しい道を選ぶことができるようになるはずだといった意味のことを主張していると思います。

 改めて未消化の部分について考えてみたんですが、今日のイベントとエンデの考え方を合わせたら自分なりの方向性のようなものが見えるような気がしました。

 クラウドガバメントの効果で社会の問題点を可視化する、そして可視化された問題点について詳しい人が集まって解決方法を議論する(今日のようなイベントであり、さらにWeb2.0的に)、解決方法が決まるとそれを実践できる人が集まって実行する。つまり問題を明らかにする人(と仕組)、解決方法を明らかにする人、それを実行する人を分ける。解決方法を考える部分が一番難しく、かつキーとなる部分だと思うので、ここに集合知を集結し最低限の方向性を示しつつ、芸術家のデザイン指向で解決方法を示してもらえると、僕のような普通の大衆でも行動がしやすいのかもしれないと思いました。

 たぶん今の政治家に求められているのはこういう社会芸術家的な能力なのでしょう。
 誰もが得意とするものがあると思うので、それを求められるに応じて社会貢献に生かすことができるならば素晴らしいことだと思います。


ちなみに今日のイベントに関して、オープンガバメントの仕組み等については


「統治」を創造する 新しい公共/オープンガバメント/リーク社会「統治」を創造する 新しい公共/オープンガバメント/リーク社会
(2011/12/21)
谷本 晴樹、淵田 仁 他

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集合知と政治の考え方については


一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル
(2011/11/22)
東 浩紀

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が分かりやすいかなと思います。

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